みんなのシャッター屋さん

【シャッターの点検は義務?法律、点検内容や費用について解説】

防火シャッターは、建築基準法により定期的な点検と報告が義務付けられています。

放置すると、火災時に正常に作動せず、重大な被害を引き起こす恐れがあります。

 

この記事では、点検が義務化された背景、点検内容、費用について詳しく解説します。

防火シャッターの点検は法律で義務!

防火シャッターとは、火災時に炎や煙の拡大を防ぐためのシャッターで、 劇場・病院・商業施設など、多くの人が集まる建物に設置されています。

 

特に、階段やエスカレーター周辺など「防火区画」に設置されており、 火の手が他のフロアへ広がるのを防ぐ重要な役割を担っています。

 

義務化の背景

福岡市の火災事故 2013年、福岡市の診療所で起きた火災では、防火設備の不具合により10名が死亡。

また、同年の長崎市グループホーム火災でも4名が犠牲となりました。

 

これを受けて、2016年に建築基準法が改正され、 防火設備の点検が義務化・有資格者による検査が必要となりました。

違反した場合の罰則

点検・報告義務を怠ると、以下のような罰則が科されます。

 

是正命令に違反

→ 3年以下の懲役 or 300万円以下の罰金(法人は1億円以下)

 

無報告・虚偽報告

→ 100万円以下の罰金

点検は「防火設備検査」として実施

防火シャッターの点検は、防火扉・耐火クロススクリーンなどと併せて、「防火設備検査」として実施されます。

 

点検は専門資格を持った技術者のみが実施できます。

 

点検可能な資格者

・一級建築士

・二級建築士

・防火設備検査員(防火設備に特化した資格)

防火シャッターの主な点検内容

駆動装置の確認

部品の劣化・破損・異音の有無などをチェック。

感知器との連動確認

熱・煙感知器と連動して正しく作動するかを確認。

危害防止装置の動作確認

シャッターの下に人がいた際、巻き込み防止機能が働くかをチェック。

点検後は「特定行政庁」へ報告が必要

点検を終えた後、ビルオーナーや管理者は、 自治体の特定行政庁へ結果報告が必要です。

 

必要に応じて「是正命令」が出されることがあり、速やかな対応が求められます。

点検にかかる費用の目安

検査項目費用の目安
基本料金10,000~35,000円
防火シャッター4,000~8,000円/枚
防火扉1,500~2,500円/枚
耐火クロススクリーン4,000~8,000円/枚
感知器100~200円/個
連動操作盤等5,000~25,000円

※業者ごとに価格差があるため、複数社からの見積りがおすすめです。

通常のシャッターも点検が重要!

防火シャッター以外にも、店舗や住宅の一般的なシャッターも定期点検がおすすめです。

異音や動作不良を放置すると、事故や故障につながる可能性があります。

自分でできる点検ポイント


・シャッター開閉時に異音はないか
・曲がりや変形はないか
・自動で降りてこないか
・障害物がないか
・ボタンやスイッチは正常か
・安全装置・センサーは機能しているか

異常を感じたら無理をせず、専門業者に相談しましょう。

まとめ

命を守るための定期点検を

防火シャッターは、火災から命を守るための非常に重要な設備です。

だからこそ、法定点検と確実な報告が義務付けられています。
また、通常のシャッターも、定期的なメンテナンスにより、 事故やトラブルの予防・コスト削減にも繋がります。

安心・安全な環境のために、シャッターの定期点検を忘れずに実施しましょう。

【シャッターの点検は義務?法律、点検内容や費用について解説】

防火シャッターは、建築基準法により定期的な点検と報告が義務付けられています。

放置すると、火災時に正常に作動せず、重大な被害を引き起こす恐れがあります。

この記事では、点検が義務化された背景、点検内容、費用について詳しく解説します。

防火シャッターの点検は法律で義務!

防火シャッターとは、火災時に炎や煙の拡大を防ぐためのシャッターで、 劇場・病院・商業施設など、多くの人が集まる建物に設置されています。

特に、階段やエスカレーター周辺など「防火区画」に設置されており、 火の手が他のフロアへ広がるのを防ぐ重要な役割を担っています。

義務化の背景

福岡市の火災事故 2013年、福岡市の診療所で起きた火災では、防火設備の不具合により10名が死亡。

また、同年の長崎市グループホーム火災でも4名が犠牲となりました。

これを受けて、2016年に建築基準法が改正され、 防火設備の点検が義務化・有資格者による検査が必要となりました。


違反した場合の罰則

点検・報告義務を怠ると、以下のような罰則が科されます。

是正命令に違反

→ 3年以下の懲役 or 300万円以下の罰金(法人は1億円以下)

無報告・虚偽報告

→ 100万円以下の罰金

点検は「防火設備検査」として実施

防火シャッターの点検は、防火扉・耐火クロススクリーンなどと併せて、「防火設備検査」として実施されます。

点検は専門資格を持った技術者のみが実施できます。

点検可能な資格者

・一級建築士

・二級建築士

・防火設備検査員(防火設備に特化した資格)

 

防火シャッターの主な点検内容

駆動装置の確認

部品の劣化・破損・異音の有無などをチェック。

感知器との連動確認

熱・煙感知器と連動して正しく作動するかを確認。

危害防止装置の動作確認

シャッターの下に人がいた際、巻き込み防止機能が働くかをチェック。

点検後は「特定行政庁」へ報告が必要

点検を終えた後、ビルオーナーや管理者は、 自治体の特定行政庁へ結果報告が必要です。

必要に応じて「是正命令」が出されることがあり、速やかな対応が求められます。


点検にかかる費用の目安

検査項目費用の目安
基本料金10,000~35,000円
防火シャッター4,000~8,000円/枚
防火扉1,500~2,500円/枚
耐火クロススクリーン4,000~8,000円/枚
感知器100~200円/個
連動操作盤等5,000~25,000円

※業者ごとに価格差があるため、複数社からの見積りがおすすめです。

通常のシャッターも点検が重要!

防火シャッター以外にも、店舗や住宅の一般的なシャッターも定期点検がおすすめです。

異音や動作不良を放置すると、事故や故障につながる可能性があります。

自分でできる点検ポイント

・シャッター開閉時に異音はないか
・曲がりや変形はないか
・自動で降りてこないか
・障害物がないか
・ボタンやスイッチは正常か
・安全装置・センサーは機能しているか

異常を感じたら無理をせず、専門業者に相談しましょう。


まとめ

命を守るための定期点検を

防火シャッターは、火災から命を守るための非常に重要な設備です。

だからこそ、法定点検と確実な報告が義務付けられています。
また、通常のシャッターも、定期的なメンテナンスにより、 事故やトラブルの予防・コスト削減にも繋がります。

安心・安全な環境のために、シャッターの定期点検を忘れずに実施しましょう。

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