
電動シャッターから異音発生!
原因と適切な対処方法を詳しく解説

シャッター修理の豆知識
「電動シャッターから変な音がする…原因と対処法が知りたい!」
ガレージや窓、事務所、工場などで活躍している電動シャッター。
とても便利な設備ですが、長く使っていると異音が発生することがあります。
そして、異音の原因は一つではありません。代表的な原因だけでも、少なくとも三つは挙げられます。
今回は、電動シャッターから異音がする原因と、それぞれのケースに応じた適切な対処法を詳しく解説します。 異音は自分が不快に感じるだけでなく、ご近所とのトラブルの原因にもなりかねません。
できるだけ早く適切に対処して、快適に使い続けられるようにしましょう。
電動シャッターから異音が発生する原因
電動シャッターから異音がする主な原因は、以下の三つです。
それぞれの原因について詳しく見ていきましょう。
油が切れている
シャッターの左右にあるガイドレール部分には、滑りを良くするために油が差してあります。
この油が切れてしまうと、開け閉めの際に金属が擦れて「ギギギ…」というような音が発生します。
さらに放置すると、摩擦によってレールやスラット部分が錆びつき、異音だけでなく動作不良にもつながる可能性があります。
スラットが横ずれしている
スラットとは、シャッターの蛇腹状になっている部分です。
このスラットが左右どちらかにずれると、ガイドレールに擦れてしまい、異音の原因になります。
放置するとさらにずれが大きくなり、シャッター自体が動かなくなることも。
モーターの故障
電動シャッターの開閉を担うモーターが劣化や故障してしまうと、「ウィーン」などの異音が出ることがあります。
モーターの不具合は最も注意が必要で、最悪の場合、突然動かなくなったり、誤作動による事故の危険もあるため、早めの対処が必要です。
原因別!異音がしたときの対処法
では、それぞれの原因に応じた対処法を解説します。
油切れの場合
油切れが原因の場合は、ガイドレールなど擦れている部分に潤滑油を差すだけで改善することがあります。
すでに錆びてしまっている場合は、まず錆取りスプレーなどで錆を除去した後、潤滑油を差すと効果的です。
スラットが横ずれしている場合
スラットがずれている場合は、該当部分の修理や部品交換が必要です。
作業は比較的繊細で、無理に直そうとするとケガをしたり、シャッターをさらに壊してしまう可能性があるため、専門業者に依頼することをおすすめします。
モーター故障の場合
モーターが故障している場合は、基本的に新品への交換が必要です。
交換費用は17~35万円程度とやや高額ですが、シャッター全体を交換するよりは安く済みます。
故障したモーターを無理に使い続けると、思わぬ動作不良を起こす可能性もあるため、早めに交換しましょう。
電動シャッターの修理は専門業者に依頼するのが安心

油切れのような軽度のトラブルであれば自分で対処できますが、スラットのずれやモーターの故障は専門的な知識や工具が必要です。
素人が無理に修理をしようとすると、事故や余計な出費につながる可能性があります。
また、異音の原因は今回紹介したもの以外にも、さまざまな可能性が考えられます。
長く快適に使い続けるためには、定期的な点検や、異常を感じたときに早めに専門業者へ相談することが大切です。
業者選びのポイント:相見積もりで比較しよう
修理を依頼する際は、1社に絞るのではなく、複数社に相見積もりを取るのがおすすめです。
料金やサービス内容を比較できるため、納得のいく業者を選ぶことができます。 良心的な業者であれば、見積もりは無料で対応してくれることがほとんどです。
気軽に相談してみましょう。
まとめ
電動シャッターの異音の原因と対処法について解説しました。
簡単にまとめると
油切れ:潤滑油の補充で改善
スラットのずれ:修理または部品交換(業者対応推奨)
モーター故障:交換が必要(業者対応必須)
異音を放置すると、事故やさらなる故障につながる恐れがあります。 気になる音がしたら、早めに対処して安心・安全にシャッターを使いましょう!